1996年、ギリシャのアテネ生まれ。5歳の時にフルートのソリストなると決め、アテネ国立音楽院に入学。13歳でブルガリア国立音楽院への入学を許可され、研鑽を積む一方、ナショナル・ユース・オーケストラと定期的に演奏し、様々な国際コンクールで優勝。ソリストとしてプロフェッショナルのオーケストラと共演を重ねる。

2013年、16歳でカールスルーエ音楽大学に入学。18年に優秀な成績で卒業。卒業後も大学オーケストラのメンバーとして演奏し、作曲家のヴォルフガング・リームが指導する作曲クラスの新作の初演を行うなど大学との関わりを保ちながらカールスルーエ州立歌劇場ではフルートとピッコロを演奏している。

ソリストとしてこれまでにアテネ国立管弦楽団、FMクラシック・ラジオ・オーケストラ(ブルガリア)、アンサンブル・ツァイトローズ・ムジーク(ドイツ)など多くのオーケストラやアンサンブルと共演。現在は、クリストフ・エッシェンバッハと共演するなどリサイタルも精力的に行っている。フルート演奏や作品への飽くなき探究心からトラベルソをはじめ、ピッコロ、アルト・フルート、バス・フルート、コントラバス・フルートの演奏にも取り組んでおり、その演奏スタイルは、フリージャズやハードロックといった現代の多種多様な音楽ジャンルも網羅している。

16年、サントリーニ・アーツ・ファクトリー音楽祭のクラシック音楽部門のディレクターに就任。17年、ギリシャ・ユース・オーケストラの客演首席フルート奏者としてディオニシス・グラメノスの指揮のもと演奏。その後、アテネ国立管弦楽団の首席フルート奏者に指名され、近年パリ高等音楽学校でフィリップ・ベルノルトに師事し学び始めるまでつとめた。 PMFには初めての参加。

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