現代曲を含む幅広いレパートリー、革新的なプログラミング、そしてそのカリスマ性で世界各国のオーケストラから常に共演を望まれている指揮者のひとりである。ルツェルン交響楽団・歌劇場の音楽監督兼首席指揮者、フランス国立ロワール管弦楽団音楽監督を歴任し、2015-16年シーズンからはスペイン王立セヴィリア交響楽団音楽監督に就任、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団首席客演指揮者もつとめている。09年から12年にはウィーン・コンツェルトハウスでのウィーン放送交響楽団との映画音楽ガラ・コンサート「ハリウッド・イン・ウィーン」の音楽監督をつとめた。
これまでにマリインスキー歌劇場管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、パリ管弦楽団、RAI国立交響楽団、シカゴ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、NHK交響楽団、上海交響楽団等、世界各地160以上のオーケストラを指揮、度々再招聘されている。
オペラ指揮者としても意欲的な活動を展開、シェフを務めたルツェルン、ロワールでの数々のプロダクションはもちろん、パリ・シャトレ座、ミラノ・スカラ座、フィレンツェ歌劇場での「キャンディード」の成功は特筆に値する。
また、現代作品の紹介にも積極的に取り組み、カイヤ,サーリアホ、ヨルグ・ヴィッドマン等の初演を手掛けている。
レコーディングも数多く、グレツキ「悲歌のシンフォニー」、そして最新盤の「Brahms Beloved」(ブラームスの交響曲全集、クララ・シューマンの歌曲を収録)は特に高い評価を得ている。
1988年ハーバード大学を卒業、指揮をレナード・バーンスタインとイリヤ・ムーシンに学んだ。PMFには16年以降、2回目の参加。

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