ウィズコロナで開催した今夏のPMF。多くの皆様のご理解・ご協力のおかげで、最後まで走りきることができました。PMFオーケストラはコロナ前と比べて編成を縮小しましたが、3年ぶりに世界の若い音楽家たちが札幌に集合する形式で実施することができ、2022年は記念すべき復活の年と言えそうです。 |
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2022年の夏はPMFコンサート初鑑賞とバーンスタイン像の巡礼が実現し、私にとって忘れられないものになりました。 |
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翌31日は午後から中島公園の札幌コンサートホールKitaraでPMF GALAコンサート。13時に演奏会場のKitaraを訪れると、開演の2時間半前なのに当日券を買い求める方の行列ができており、PMFオーケストラの3年ぶりのコンサートが待ち望まれたものと実感しました。私はコンサートの前に今回の視察のメインイベントのひとつである、中島公園のバーンスタイン像を巡礼。ファースト・インプレッションが重要と思い、その瞬間までレニーの姿が目に入らないよう、足下だけを見て移動しました。「着きましたよ」という声で顔を上げると、想像していたよりも巨大なレニーの像が!はわわわわわ!!少し時間をいただき、レニーのもとに駆け寄ってヒシッと土台に抱きつきました。お顔が本物のレニーにそっくり!私はニューヨークで撮影した墓石の写真を手に、「二度、お墓でお会いしています」と報告し、血圧と脈拍が少し落ち着いたところでツーショットの写真撮影をしていただきました。ついに憧れのレニー像に謁見することができ、感無量でした! |
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その後、PMFのリハーサルを見学させていただくためKitaraに戻り、大ホールの扉を開けると最初に立派なパイプオルガンが目に入りました。ホール内部は木材が多用され、とても落ち着いた雰囲気。オーケストラの後方にも座席が多数あり、指揮者の表情やピアニストを近くで見たい人にいいですね。本番前の最終リハーサルを見る機会は滅多にないため、ブラームスの交響曲が組み上がっていく過程に興奮しました。弦の響きがとても良いので天井を見上げると、音響を立体的に響かせるための巨大な反射板が吊られ、角度も工夫されていました。さすが、名指揮者サイモン・ラトルをして「近代的なコンサートホールとしては世界一」と言わしめた芸術的なホールですね。 |
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今回の北海道滞在は、墓マイラーの私にとって当地の著名人の墓所を訪れる千載一遇のチャンスでもありました。車があれば郊外にも行けるため、フェイスブックにダメ元で墓参の同行者を募ったところ、なんと札幌在住の親切なご夫婦に車を出していただけることに!しかも、集合時間が日曜の朝6時という狂気じみた日程を快諾して下さいました。可愛い白のミニクーペで中島公園を出発し、まずは札幌から千歳方面に40分ほど走った里塚霊園へ。ここには、新選組の二番隊組長かつ剣豪で知られる松前藩士・永倉新八が眠っています。丘の上に広がる緑の美しい墓地で、空が広く、吹き抜ける朝の風がとても心地良かったです。京都の治安を守るため、青い羽織を着て都を疾走した永倉は、池田屋事件で大活躍。維新後は杉村義衛と改名して剣道を教え、75歳で永眠しました。 |
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1967年大阪府生まれ。文芸研究家にして「墓マイラー」の名付け親。ゴッホ、ベートーヴェン、チャップリンほか101ヵ国2,520人に墓参している。信念は「人間は民族や文化が違っても相違点より共通点の方がはるかに多い」。 |
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「創り手の顔」が見える音楽配信 |
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前号で予告のとおり、10月1日からPMF2022の3公演を特別編集した映像配信がスタートします! |
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コンサートホールの臨場感と感動をふたたび! PMF2022 コンサート・ハイライト |
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あたたかい個人寄付は渡航費と教材費に |
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個人の皆様から1口1,000円でご寄付を募るPMFオフィシャル・サポート。PMF2022も多くの方からあたたかいご支援を賜りました。心から御礼を申し上げます。この場をお借りして、今シーズンのご報告とお知らせです。 |
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PMF2022 オフィシャル・サポート(個人寄付) |
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寄付金受領証明書などの送付について |
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当財団は内閣府(内閣総理大臣)が証する税額控除対象法人です。PMFオフィシャル・サポートは税額控除(寄付金特別控除)の対象となります。 |
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12月頃、5口(5,000円)以上の方には事業報告として公式報告書とPMFオーケストラ演奏会を収録した非売品CDをお送りします。 |
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読者の皆様へ |
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