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概要パンフレットをリニューアル!
教科書風のルビ付きリーフレットも同時発行
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国際教育音楽祭PMF札幌の内容をコンパクトにまとめたパンフレットを発行しました。新しいパンフレットの顔となる表紙デザインは“ザ・PMF”とも言える“二つの風景”です。
札幌が持つ豊かな自然と風土、札幌が誇る世界有数のコンサートホールは、才能あふれる若手音楽家たちが集まり、向上心を響かせる教育環境であるとともに、札幌市民をはじめ多くの人と感動を分かちあう夢の舞台でもあります。
ページを繰れば、創設のコンセプトやPMFアカデミーの特色、コンサートのラインナップがひと目でわかります。ぜひ一度、公式ウェブサイトやDM等で新パンフレットをご覧ください!
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「私のミュージック・ライフ」は“音楽のある生活、音楽のある人生”がコンセプトの新連載。先月号の香山リカさん(精神科医)に続いて今回も素敵なゲストをお迎えしました。作家の谷村志穂さんです!
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どんな時に音楽を聴きますか。
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一人で過ごしているとき。
気の合う人と、食事をしたり、お酒を飲んでいるとき。
気持ちを切りかえたいときにも、よく音楽に助けてもらっている気がします。
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いちばん好きなクラシック音楽を教えてください。
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いちばんは難しいですが、チャイコフスキーの交響曲第5番でしょうか。クラシック音楽にしかない表現にいつも出会えます。
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これまでの人生で音楽に助けられた経験、
もしくは音楽があって本当に良かったと思った瞬間は。
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22年一緒に生きた猫を見送るときに、ちょうど友人にプレゼントされたばかりのホロヴィッツのピアノ演奏による「シューマン 子供の情景」が手元にありました。優しい音色の「トロイメライ」を流していたら、自然と心が落ち着いていきました。穏やかに送ることができました。不思議な時間でもありました。
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30回記念の国際教育音楽祭PMFに
メッセージをお願いします。
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もう30年になるのですね。始まったばかりの頃、郷里の札幌の街が、夏の美しい時期に若々しい音楽家たちを迎えることを、とても誇らしく思ったのを覚えています。何度かその時期に合わせて帰省して聴かせてもらってきましたが、中でも思い出深いのは芸術の森のピクニックコンサートです。マルタ・アルゲリッチの演奏は特に。確か、途中で演奏を止めてしまったのではなかったかと思いますが、それもまた街の人たちと一緒に芸術家の息吹に触れる機会となりました。
娘がまだ小さい頃だったので、一緒に野外で演奏を聴くことができたのも得がたい時間でした。
いつまでも、ぜひ続けていただきたいと願っています。
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過去・現在・未来がつながる
PMFプレミアム・オーケストラ
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商品やサービスが高級で上質なことを意味する“プレミアム”という言葉。30回記念のPMF2019を豪華に飾る管弦楽は「PMFプレミアム・オーケストラ」です。
“プレミアム”のメンバーは、今シーズンの難関オーディションに合格したPMFアカデミー生とPMF修了生たち。
プロ奏者として第一線で活躍中の修了生は20代のアカデミー生を見て過去の自分と出会い、音楽の道を志すアカデミー生は修了生を未来の姿だと夢見て自分を鼓舞します。
過去と未来をつなぐべく、現在に生命を吹き込むのは巨匠クリストフ・エッシェンバッハのタクト。また、アカデミー生の演奏指導を行い、本番で共演するPMFアメリカにはアカデミー生から教授になったダニエル・マツカワ(フィラデルフィア管弦楽団)とデンソン・ポール・ポラード(メトロポリタン歌劇場管弦楽団)という名手も加わり、“プレミアム”は国際教育音楽祭PMF札幌の醍醐味を体現する一期一会のオーケストラです。
プレミアム【premium】には“付加価値”という意味もあります。PMFプレミアム・オーケストラの演奏は、それぞれのメンバーが持つ音楽性を大きな感動と力に変え、アカデミー生にとっても修了生にとっても未来につながる付加価値となるに違いありません。どうぞご期待ください!
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PMFオンラインサービスでチケット好評販売中!
PMFプレミアム・コンサート
日時 |
7月20日(土) 17:00 開演
7月21日(日) 14:00 開演 |
会場 |
札幌コンサートホール Kitara |
出演 |
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
PMFプレミアム・オーケストラ
(PMFアメリカ/PMF修了生/PMFオーケストラ)
PMFプレミアム合唱団 ほか |
曲目 |
マーラー:交響曲 第8番 変ホ長調 |
料金 |
S席8,000円 A席6,000円 B席5,000円
C席4,000円 U25(B席・C席)3,000円 |
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今夏のハイライトとなるPMFオーケストラの演奏曲目を業界屈指の音楽評論家たちが解説します。1回目は奥田佳道さん。楽曲の背景やエピソード、音源でしっかり予習すれば、当日の楽しさと感動がグーンと広がります!
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気宇壮大にして精妙。圧巻のスケール感と神秘的な情趣をあわせもつ孤高のシンフォニーだ。静寂も主役を演じることを最初に述べておこう。
8人の声楽ソリスト、2群の混声合唱、児童合唱、4管編成の管弦楽を要するグスタフ・マーラー(1860〜1911)の交響曲第8番は、その大編成ゆえに「千人の交響曲」なるニックネームで愛されている。
この「桁違い」の規模を誇るシンフォニーは1910年9月12日、各国のVIPが勢揃いしたミュンヘン博覧会の新音楽祝祭ホールで初演された。新ウィーン・ジャーナル紙や当日のプログラム冊子によれば、オーケストラ約170人、ウィーンとライプツィヒからやってきたコーラス500人弱、児童合唱約350人…がステージに陣取っていたようである。
ニックネームを考案したのは、リハーサルの段取りをめぐってかなり神経質になっていたマーラーと頻繁に手紙を交わしつつ、周到かつ大胆に初演を準備したミュンヘンの敏腕興行師エミール・グートマンとされる。
曲は、第1部、ラテン語による聖霊降臨の讃歌「来たれ、創造主たる聖霊よ」と、第2部、ゲーテ(1749〜1832)の「ファウスト」最終場面から成る。
オラトリオにも通じる長篇の第2部は、不死となったファウストが、上空を漂う天使たちによって抱えられ、栄光の聖母の恩寵(おんちょう)によって救済される場面を描く。
マーラーがかねてから関心を抱いていた「ファウスト」最終章だ。マーラーは、聖なる隠者の場面と栄光の聖母の出現を伴った「ファウスト」のテキストを数節削除し、一か所順番を入れ替えただけで、あとはそのまま用いている。
ソリストはひとりをのぞいて第1部から活躍。第2部では、恍惚の神父(バリトン)、深淵の神父(バス)、マリアを崇(あが)める博士(テノール)、悔悟(かいご)する女(かつてグレートヒェンと呼ばれた女 ソプラノⅡ)、罪深き女(ソプラノⅠ)、サマリアの女(アルトⅠ)、エジプトのマリア(アルトⅡ)、栄光の聖母(ソプラノⅢ)と役柄が与えられる。
この第2部の歌詞はドイツ語、1500小節を超える長篇で、最後は神秘の合唱「すべて移ろいゆくものはあくまで比喩(たとえ)のようなものに過ぎない。〜永遠に女性的なるものが、私たちを引き上げる」(三ヶ尻正氏の訳から抜粋)。第2部は一時間弱を要する。
神秘の合唱に抱かれ、高揚するオーケストラに胸熱くするときが来た。オーケストラ、ソリスト、すべてのコーラス、金管のバンダ(オーケストラ本体とは別にトランペット4、トロンボーン3が配される)が醸す音色、視覚的効果も満場の喜びとなる。
PMFの歴史を彩った名匠クリストフ・エッシェンバッハの十八番を聴く。
この夏、マーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」がPMFのステージに響く。
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PMF30回記念 オリジナルファンファーレを大募集!
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PMFの開催30回を記念し、オリジナルのファンファーレを募集します!採用された作品は、オープニング・コンサートなどの公演で発表する予定です。心の中に眠るメロディを楽譜に起こしてみませんか?
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