バーンスタイン生誕100年をフィーチャーしたPMF2018オリジナルTシャツに通販限定カラー「レッド」が新登場！この夏、赤いTシャツで“PMFの情熱”をまといませんか。

＃Tシャツを着てPMF

札幌で活躍するグラフィックデザイナー、門間友佑（もんま・ゆうすけ）さんのコレクションも今シーズンで3作目。PMF2018のTシャツをはじめ、完売につき、今は幻となった2016と2017のTシャツ自慢や素敵な着こなし方などをSNSに投稿してみませんか？
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抽選で粗品をお送りします。

「ウエストサイド・ストーリー（以下、WSSと略す）」は、1957年に、作曲のレナード・バーンスタイン（1918〜90）、演出・振付のジェローム・ロビンス（1918〜1998）、台本のアーサー・ローレンツ（1917〜2011）、作詞のスティーヴン・ソンドハイム（1930〜）という、後に名前を成す4人の新進気鋭のクリエイターたちのコラボレーションによって生み出された。当時としては珍しい、社会問題（スラム街の不良少年たち）を扱った悲劇的なミュージカルは、ロビンスの画期的な踊りとバーンスタインの斬新な音楽によって、大ヒットした。しかし、その後、バーンスタインは、自分の名前がWSSの作曲者として思い出されることを嫌った。バーンスタインは、ベートーヴェンやマーラーのような偉大なクラシックの作曲家として名前を遺したかったのである。それでも晩年の彼は、WSS全曲をオペラ歌手たちとともに自らの指揮で録音している。WSSの本当の価値（オペラとしても通用する質の高さ）は、自分が一番よくわかっていたのだ。
WSSの全曲録音は、1984年にニューヨークのスタジオで行われた。それまでバーンスタインはWSS全曲を指揮したことがなく、初めて自ら書いた楽譜を“勉強”し直したという。主役のトニーにはホセ・カレーラス、マリアにはキリ・テ・カナワが抜擢され、臨時編成のオーケストラには腕利きの奏者たちが集められた。このときのセッションの模様はドキュメンタリー映像として残されている。故郷ニュージーランドでWSSのナンバーを歌って育ったテ・カナワは、作曲者本人の指導に、まるでモーツァルトに会ったように感じたという。スペイン出身のカレーラスは、英語の発音や楽曲のリズムをバーンスタインに徹底的に直される。バーンスタインの指導にはより良い演奏を残すことへの執念が感じられた。そして、バーンスタインの指揮しているときの楽しそうな顔。なんやかんや言って、やはり自分が書いた曲は愛おしいのであろう。
最も幸せな歌、「アイ・フィール・プリティ」を聴くと、私はなんともいえない悲しい気分になる。バーンスタインにはもっともっとこういう曲を書いてほしかった。

※試聴できる期間はメール配信日から30日以内です。
あらかじめご了承ください。

札幌市内で4店舗を構えるスペシャルティコーヒー専門店の丸美珈琲と国際教育音楽祭PMFがコラボレーション！
今年のPMFオーケストラはオーディションで選ばれた世界25ヵ国・地域出身の若手音楽家で編成。
国や言葉、文化の違いを越えて、ひとつの響きを奏でる醍醐味をコーヒーで表現したのが「PMFブレンド」です。
「PMFブレンド」は、テイスティング世界3位、焙煎技術日本一に輝いた後藤栄二郎さんが作った特別なブレンド。5年目となる今シーズンは、PMF創設者のレナード・バーンスタイン生誕100年を記念したPMFブレンド [LBスペシャル] を期間限定で販売します。
オーケストラもコーヒーも“ブレンド”だから広がります。この夏、少し贅沢なコーヒーを楽しんでみませんか？

販売期間
6月15日（金）から 8月31日（金）まで

優れた音響で国内はもとより、海外でも有名な札幌コンサートホールKitaraは、1997年7月4日に開館しました。以来、北海道のクラシック音楽シーンの中心として、また、PMFオーケストラの舞台として多くの人に愛され続けています。昨年、Kitaraは開館20年を迎えました。
ホールの誕生を祝う今年の「Kitaraのバースデイ」はPMFでもおなじみ、ウィーン・フィルのコンサートマスターを45年務めたライナー・キュッヒル氏が出演！キュッヒル先生はウィーン・フィル時代にバーンスタインから“初見の天才”と言われたヴァイオリンの名手。そして、二人は誕生日が同じ（8月25日）という共通点も。
豪華プログラムでお届けする「Kitaraのバースデイ」で、ホールの新しい10年紀の始まりとキュッヒル先生のご活躍をお祝いしましょう！

公益財団法人パシフィック・ミュージック・フェスティバル組織委員会