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エリザベート王妃国際音楽コンクール、ショパン国際ピアノコンクールと並び、世界三大コンクールのひとつとして名高いチャイコフスキー国際コンクール。今年のピアノ部門で頂点を極め、優勝したドミトリー・マスレエフがソリストとして出演することが決定しました!
マスレエフ氏はロシア出身の27歳。歴史と権威ある国際コンクールの最高峰で4年に1度誕生する新星ピアニストがPMF2015で日本デビューします。 |
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音楽の街、音楽の夏 〜PMF2015は後半に突入〜
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20世紀を代表する指揮者で作曲家のレナード・バーンスタインは音楽を通じて人を育て、音楽の感動を多くの人と分かちあうことを願い、1990年に札幌で国際教育音楽祭PMFを創設しました。
7月12日、札幌芸術の森で開幕した26回目のPMF2015は早くも後半に突入。開催地の札幌は緑と青空で輝き、街には音楽があふれています。
アカデミー生を指導する教授陣はPMFヨーロッパからPMFアメリカに引き継がれ、PMFオーケストラは短期間でめきめきと腕を上げています。北都・札幌の短い夏、PMFのコンサートで“音楽の夏”を思い切り楽しみましょう! |
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耳だけでなくお腹も満たそう
〜新コンテンツ「周辺グルメ・スポット」オープン!〜 |
コンサートに行くなら、どこかで食事をしたい、という方も多いはず。そこで、メイン会場の札幌コンサートホールKitara周辺をPMFスタッフが取材し、おすすめのお店をご紹介する「周辺グルメ・スポット」ページを作りました。
なかなか決められないという方のためには、ちょっと変わった選び方もご用意。コンサートにお出かけの際、ぜひ参考にしてみてください。 |
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巨匠ゲルギエフ率いるPMFオーケストラのクライマックス |
PMF2015のクライマックスを飾るのは、今シーズンから6代目の芸術監督に就任したワレリー・ゲルギエフ氏が指揮するPMFオーケストラ演奏会<プログラムC>。ロシアの哀愁に満ちたラフマニノフのピアノ協奏曲と“暗号”を秘めたショスタコーヴィチの交響曲の傑作という魅力あふれるプログラムです。
世界中から集まる若き才能で編成するPMFオーケストラとチャイコフスキー国際コンクールで優勝したドミトリー・マスレエフの共演が早くも実現。ゲルギエフの情熱のタクトで同世代の音楽家たちの夢と向上心が響きあい、きらめく音を放ちます。この夏、巨匠ゲルギエフ×新星マスレエフ×PMFオーケストラがお届けする青春の輝きと感動の音楽にどうぞご期待ください! |
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各界で活躍中の方々にPMFの魅力を語っていただく「リレーエッセイ」。
前回、音楽ジャーナリストの池田卓夫さんは『世界に広がる「SAPPORO PMF」のネットワーク』と題したエッセイの中で、「四半世紀を経過した今、世界各地のオーケストラの首席奏者やコンサートマスター、音楽大学の指導者にPMF出身者が散らばり、日本と北海道、札幌の良いイメージを広めている」と綴っていました。PMFはまさに開催地・札幌の豊かな風土と最高の音楽教育が融合した“夢のミュージック・キャンプ”と言えます。
シリーズ5回目となる今月は、アカデミー生としてPMFで学び、現在は日本を代表するオーケストラ、NHK交響楽団のファゴット奏者として活躍する佐藤由起さんにPMFの魅力を語っていただきましょう! |
色褪せない記憶 |
NHK交響楽団ファゴット奏者 佐藤 由起 |
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NHK交響楽団に入団してから7年目に入りました。日々オーケストラの中で音楽に浸かり、幸せな日々を過ごせている私の原点は、やはりPMFに参加出来たことではないかと常々思っています。2006年と2007年の7月、札幌で過ごした期間は本当に忘れられない貴重な体験をたくさんさせてもらいました。
何と言ってもPMFの魅力は、初めて会った人と音楽を通じて理解し合い、音楽だけに集中出来る環境で皆が同じ目標に向かって1ヵ月間、取り組めるところにあると思います。各国で開催されるオーディションを合格して参加してくる優秀な人たちの集まりですから、お互いがライバルでもあり良き理解者でもある、言葉が通じないということは何の問題もなく、良いものを作り上げよう、より多くのことを吸収しようとする熱意で通じ合えるあの感覚は、PMFでしか経験出来ないのではないかと思います。また教えて下さるコーチの豪華さ、超一流の指揮者と共演できる環境は本当に貴重です。私はPMFでゲルギエフ、ムーティの演奏会に参加しましたが彼らのオーラ、全てを見透かされているような眼光、奏でられる音は何年経っても私の中で色褪せません。いつもこのような経験をしていたい、オーケストラにずっと関わっていたいと思えたのは全く自然なことだったと思います。
未だにPMFで会った仲間とは連絡を取り合っています。きっと一生の友達だと思います。何年か前のN響海外ツアーでモントリオールに行ったときに偶然PMFで一緒だった友達に会いました。お互いびっくりして心から再会を喜びました。彼は今、ニューヨーク・フィルハーモニーで活躍しています。
きっとこれからも音楽を通してたくさんの喜びや幸せを経験すると同時に、苦労や悩みにも遭遇するでしょう。そんな時にPMFで培われた気持ちを思い出し、いつも前向きに音楽と向き合えるよう自分をしっかり持っていきたいと思います。 |
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佐藤 由起(さとう ゆき)
桐朋学園大学卒業後、シドニー大学大学院修了。
2006年と2007年、PMFに参加。
第21回日本管打楽器コンクール第2位入賞。
NHK交響楽団ファゴット奏者。
洗足学園大学非常勤講師、東京芸術大学室内楽講師。 |
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