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PMF2015チケット好評発売中!
PMFフレンズ会員の特別先行予約・先行予約に続き、4月12日(日)からPMF2015チケットの販売がスタートしました。
PMFフレンズ「マイシート」は4月5日(日)に即日完売、PMF GALAコンサートとPMFベルリン演奏会、PMFウィーン演奏会(7月14日)のチケットも発売から間もなく売切れとなり、チケットをご購入いただけなかった方にはご迷惑をおかけしました。
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他にも名指揮者デイヴィッド・ジンマン率いるPMFオーケストラ演奏会(プログラムAとプログラムB)やクラシックの名曲を楽しめるバーンスタイン・メモリアルフェスタコンサート、PMF定番のピクニックコンサートなどのチケットも好評発売中です。PMF2015のコンサートで今年の夏を音楽の夏にしてみませんか?
PMFウィーン演奏会(7月17日)も残りわずかです!あらかじめご了承ください。 |
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「PMFヨーロッパ」と「PMFアメリカ」
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オーディションに合格し、PMFアカデミー生として世界各地から札幌に集まる若手音楽家たち。今夏は24ヵ国・地域から85名がPMF2015に参加します。
教育プログラムとして実施するオーケストラ/コンダクティング(指揮)/ヴォーカル(声楽)の3つのアカデミーのうち、オーケストラの指導にあたるのが「PMFヨーロッパ」と「PMFアメリカ」の教授陣です。 |
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「PMFヨーロッパ」は欧州クラシック界の双璧とも呼ばれるウィーン・フィルとベルリン・フィルのメンバーで、「PMFアメリカ」はメトロポリタン歌劇場管弦楽団やフィラデルフィア管弦楽団など北米の名門オーケストラ奏者で構成。期間中は教授陣としてだけでなく、PMFオーケストラの一員としてアカデミー生とともに演奏するほか、PMFウィーン演奏会やPMFベルリン演奏会などのコンサートにアーティストとして出演します。
この充実した指導体制により、アカデミー生たちはPMFの教育プログラムでヨーロッパとアメリカの演奏技術やスタイルをしっかりと学ぶことができ、お客様にはPMFの会場で一流の音色をお楽しみいただけます。
「PMFヨーロッパ」と「PMFアメリカ」は国際教育音楽祭パシフィック・ミュージック・フェスティバルの大きな特色のひとつです。 |
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音作りの臨場感と緊張感を体験できるオープンリハーサル |
PMFオーケストラのリハーサルやゲネプロ(本番直前の総練習)を一般に公開するオープンリハーサル。ファンが多いプログラムです。
今年のオープンリハーサルはオーケストラに加え、ガブリエッラ・トゥッチ(ソプラノ)によるPMFヴォーカル・アカデミーのコーチングが予定されています。 |
トゥッチ氏はプッチーニ『ラ・ボエーム』のミミ役でスカラ座にデビューし、マリア・カラスやレナータ・テバルディといったディーヴァが君臨した時代から活躍。現在は後進の育成に力を入れるイタリア・オペラ(ベルカント唱法)の第一人者です。 |
ガブリエッラ・トゥッチ(ソプラノ) |
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指揮者やオーケストラ、歌手たちが一意専心に取り組む“音作りの現場”は、本番とは違った臨場感と緊張感にあふれています。指導する側の情熱とアカデミー生たちの向上心が響きあうPMFの指導風景をぜひ一度ご覧ください! |
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小学生が参加するPMFリンクアップ・コンサート
“クラシックの殿堂”として世界の人々を魅了するニューヨークのカーネギーホール。PMFは2013年から札幌市教育委員会と協力し、同ホールの小学生向け音楽教育プログラムをもとにしたPMFリンクアップ・コンサートを実施しています。
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リンクアップ(Link Up)は、市内の小学6年生が音楽の授業などでリコーダーと歌の練習を重ね、7月にPMFオーケストラと共演するというもの。
3回目となる今年は、栄西小学校(東区)、東川下小学校(白石区)、共栄小学校(厚別区)、月寒小学校、東山小学校(豊平区)、澄川西小学校、真駒内公園小学校(南区)、西園小学校、発寒小学校、山の手養護学校(西区)の10校・約670名が参加します。
オーケストラとリンクアップする(つながる)喜び、「できた」という体験が毎年、小学生たちの目をキラッと輝かせています。
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PMFオーケストラを指揮するのは、修了生で初の教授(PMFアメリカ)となったフィラデルフィア管弦楽団・首席ファゴット奏者のダニエル・マツカワ氏、司会は札幌出身でソプラノ歌手の九嶋香奈枝さんです。どうぞお楽しみに! |
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各界で活躍中の方々にPMFの魅力を語っていただく「リレーエッセイ」。
前回の三浦 洋さんの表現をお借りすると、札幌ではPMF2015チケットの販売が始まり、26回目の夏に向けて「PMF前線」が桜前線を追い越しています。
続く第2回は、国内の様々なクラシック音楽シーンに立ち合い、現在はプロデューサーとして、日本クラシックソムリエ協会の代表理事として、クラシック音楽の普及に心血を注いでおられる田中 泰さんです。
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四半世紀前のあの日あの時 |
プロデューサー 田中 泰 |
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パシフィック・ミュージック・フェスティバル(以下PMF)を想うとき、真っ先に頭に浮かぶのは、やはりレナード・バーンスタインの面影だ。昨年25年の節目の年を迎えたPMFのスタートは1990年。当時「チケットぴあ」のクラシック担当だった私は、東京におけるバーンスタインの来日公演騒ぎに気圧されて、札幌の地で産声を上げた音楽祭に構う余裕など全くなかったことが思い出される。今や伝説となった最後の東京公演もさることながら、バーンスタインが自らの寿命を削るかのようにして遺していった北の地の音楽祭こそが、その後のクラシック界にどれだけ意味深いことだったのかを知る由もなかった自分が情けない。それが理解できるようになったのは、10年、15年と歳月を積み上げながら、着実に進化し続けたPMFが、日本のフェスティバルの中でもとりわけ大きな存在感を示し始めた頃からだろうか。そして“百聞は一見に如かず”、札幌に足を運び、実際に体験してみたPMFは、まさに想像以上の素晴らしい時間を体験させてくれたのだ。札幌芸術の森・野外ステージの芝生に寝転んで聴く音楽の楽しさや、大通公園の賑わいの中で聴く音楽のたくましさ。そのどちらにも、常に札幌の美味しい食材の香りが結びつく。そして、札幌コンサートホールKitaraのステージで、指揮者を見つめる若者たちの熱く真剣な眼差しの数々。何もかもが、ここでしか味わうことのできない夢のような出来事だった。バーンスタインは、果たして四半世紀後のPMFの姿を見据えていたのだろうか。PMFから巣立った多くの若者たちが、世界中のコンサートホールで喝采される姿を予見していたのだろうか。もしもタイムマシンがあったなら、四半世紀前のあの日あの時、東京で最後の力を振り絞っていたバーンスタインの元に駆け寄って、「あなたが植えた音楽という名の苗木は、北の大地で立派に育ち、素敵な花を咲かせることになりますよ」と囁きたい。 |
田中 泰(たなか やすし)
1957年横須賀生まれ。
1988年ぴあ(株)入社以来一貫してクラシックジャンルを担当。
2009年(株)スプートニクを設立して独立。
J-WAVE「モーニングクラシック」「JAL機内クラシック・チャンネル」の構成などを通じてクラシックの普及につとめている。一般財団法人日本クラシックソムリエ協会代表理事。 |
第4回クラシックソムリエ検定試験
2015年11月8日(日)開催決定 申込受付は4月24日から!
<会場:東京・大阪・名古屋・札幌・仙台ほか>
日本クラシックソムリエ協会 http://www.classicsommelier.jp/
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